長崎IRはハウステンボスが舞台!認定審査中も迫る開業時期

2023年4月に日本初となるIR整備計画の認定が大阪IRにおりたことを受けて、大阪府と大阪市は次の段階として事業者との「実施協定」締結に向けて動き出しました。

一方、もう一つのIR事業である長崎IRは認定審査が終了しておらず、引き続き審査が継続されています。

長崎県は大阪府と比較すると人口はおよそ6分の1しかありませんが、長崎IRは大阪IRに負けるも劣らない規模を誇っています。

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長崎IRの舞台はハウステンボス!観光地の中心に目論むリゾート計画

大阪IRの舞台は人工島である「夢洲」ですが、長崎IRの舞台は長崎県の中心観光地とも言える「ハウステンボス」です。

観光の中心に長崎IRを建設することにより効果的に来訪者を集めることが可能で、整備計画提出の時点では年間来訪者を670万人見込んでおり、外国人も150万人見込んでいます。

大阪IRの夢洲で見込んでる年間来訪者は1990万人であるため、規模としては3分の1と大きな数字になっています。

さらに売上額は大阪IRが5,200億円なのに対して長崎IRが見込む売上額は2,700億円と半分以上の規模となっており、観光産業としてのウェイトはとても大きいことがわかります。

長崎IRを建設する佐世保市は、これまで大型の集客が可能な観光施設と共生してきた経験があり、米軍基地と共に歩んできた歴史は国際性の高い取組みに対して理解があることを示しています。

IR開発期間のアドバンテージはあるが認定が遅れると開業遅延の可能性も

大阪IRと比べると当初の計画では開業時期が早かった長崎IR。

ハウステンボスに隣接する形で長崎IRを建設する予定のため、リゾート開発のための下地が既に完成しているのが早期開業を可能としている理由です。

大阪IRの夢洲はIR事業の前に大阪万博があるのと、未だ夢洲が未開拓であることを考慮すると、長崎IRはIR建設のための条件が揃っていると言えます。

しかし、いくらIR建設までの期間が大阪IRほどでないとは言っても、これ以上認定までに時間がかかってしまうと開業時期が遅れる懸念があります。

国は長崎IRの整備計画の認定が遅くなっている理由を明らかにしていませんが、投資資金を調達していたスイスの金融大手「クレディ・スイス」が経営危機により買収されたことで、開業に必要な資金調達に不安が出てきたからではないかと言われています。

あくまで憶測で囁かれている内容ではあるものの、認定のために長崎IRは新たに資金調達の道が求められる可能性が高そうです。

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