第20回統一地方選は9日、9道府県知事選や6政令市長選など前半戦が投開票された。
結果的には地域政党の大阪維新の会は大阪府知事選と大阪市長選を制したほか、奈良県知事選も日本維新の会公認候補が当選。
維新の強さの背景にあるのが自民党が得意とする地方組織づくりだ。「地方議員・首長・国会議員」による政党の基盤を大阪で確立してきた。
「大阪ダブル選」の知事選で再選を果たした維新公認の現職、吉村洋文氏(47)の得票が、1999年の知事選で横山ノック氏が獲得した235万票を超え、過去最多に。
維新は府市一体で進めた25年大阪・関西万博の誘致や教育無償化など実績も訴えた。
今回の勝利は、橋下徹元知事時代から約10年の「維新政治」が一定の評価を得た結果と言える。
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世論調査ではIR賛成派が多数
大阪・夢洲へのIR誘致について、賛成が45%、反対が38%と賛成派多数の結果となりました。
また、性別や年代では男性は賛成が53%、反対35%であるのに対し、女性は賛成34%、反対41%。 50代以下ではいずれの年代も賛成派多数でしたが、60代以上では反対が賛成を上回る結果となりました。
しかし、無党派層ならびに立憲民主党や公明党、共産党支持層においては反対が賛成を上回っているようです。
大阪のIR誘致については依然として反対の声も強く、大阪府知事・市長選で賛成派、反対派どちらが当選するかが、今後の認定審査への影響を左右するものとみられます。
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