2021年10月31日、衆議院選挙がおこなわれ、自民党と公明党の与党は絶対安定多数を超える293議席を獲得しました。
その結果岸田首相は続投となり、IR誘致の方針も変更なく進むものと見られます。
また、IR誘致に向けて積極的に動いている候補地、大阪、長崎、和歌山においても議席の数に大きな変化は見られません。
ただ、それぞれの候補地では多少の勢力図に変化は生じているため、今後どのような状況に進んでいくのか注目していく必要がありそうです。
来年の4月に区域整備計画の提出が迫る中、それぞれの候補地の結果がどうだったのか見ていきましょう。
岸田首相続投でIR誘致に積極な姿勢に変化なし
10月31日に開票となった衆議院選挙では、自民党が単独で261議席を獲得しました。
同じ与党である公明党が31議席を獲得したため、与党としては合わせて293議席の獲得となりました。
この議席数は絶対安定多数を超えるものになっており、衆議院に設置されている全ての常任委員会にて委員長ポストを独占できる状況です。
安定的に国会を運営できるため、そのまま岸田首相は続投となり、IR誘致についても方針は変化なく進行することになりそうです。
一方で野党については日本維新の会が41議席を獲得し、公明党を上回る議席を獲得しました。
前回の選挙では11席だったため、議席をおよそ4倍増やしたこととなり、野党としては第1党となりました。
単独で法案を提出できる政党となり、今後も影響力を及ぼすことになりそうです。
各候補地では勢力図変化もIR誘致は続行か
大阪、長崎、和歌山それぞれの候補地でも衆議院の開票がおこなわれました。
それぞれの候補地についての結果について注目が集まっています。
まず大阪府ですが、日本維新の会が小選挙区19区のうち15区を獲得して圧勝となりました。
大阪IRは日本維新の会が推しているため、大阪府と大阪市が推進している大阪IRは今後も政策方針に変更なく進められそうです。
続いて長崎県ですが、小選挙区では4区のうち3区を自民党が勝ち取りました。
長崎IRの舞台である佐世保市の2区を含め、全選挙区で前職の議員が再選を果たしたため、IR事業の推進に影響はないと見られています。
最後に和歌山県ですが、小選挙区3区のうち2区を自民党が獲得、残り1区を国民民主党が獲得しました。
国民民主党はIRに対して慎重ですが、どの選挙区でも前職の議員が再選を果たしているので、他の候補地と同じくIR推進に影響はなさそうです。
このように、多少の勢力図に変化はあったものの、IRを推進する勢力には大きな変化がなかったため、どの候補地でもIR推進は継続しておこなわれるものと見られています。
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