第2回、第3回の大阪IR説明会開催が決定、焦点は府民や市民の理解

9月22日、大阪IRを推し進める大阪府と大阪市が提出していた「IR実施協定案」について、観光庁より認可が下りました。

これにより2030年秋に開業予定としている大阪IRは一歩大きく前進することとなり、今後は運営業者と9月中に協定を結ぶ予定となっています。

ただ、その一方で大阪IRに対して疑念を持った声は今でも根強く、IRそのものについて疑問を持っている大阪府民や大阪市民が多いのも事実です。

先日土壌問題について対策費用が縮小されるニュースがありましたが、あれば液状化対策の話であり、まだ地盤沈下の対策については目途が経っていません。

問題についての検討を進めながら、着実に2030年の開業に向けてあゆみを続けているのが現状です。

このような事態を受け、大阪府と大阪市は府民や市民に対して、第2回、第3回となる「大阪IR説明会」を開催することを決定しました。

説明会への参加は無料のため、気軽に大阪IRの現状を知る良い機会になると思われます。

目次

第2回・第3回大阪IR説明会の概要

それでは、簡単に第2回・第3回大阪IR説明会の概要を説明します。

まず説明会開催の日時ですが、10月26日(木)と10月31日(火)にそれぞれ第2回と第3回が開かれます。

時間については、第2回が15時スタート、第3回が18時30分スタートで、いずれも105分の開催が見込まれています。

なお、当日参加ではなく、事前に申込をおこなう必要があります。

順であるため、早く申込をおこなわないと定員オーバーとなるので注意が必要です。

定員は第2回が90名、第3回が110名と決して多い数字ではありません。

会場の都合もあるでしょうが、第1回の盛況ぶりを見ると、すぐに埋まってしまいそうです。

ちなみに説明会の内容は、「IR推進局職員による区域整備計画の説明」となっています。

既に大阪IRの区域整備計画は国に提出され、認可がおりている状況なので、ここから府民や市民の声を受けて変更するということはなさそうです。

最後に質疑応答が予定されていますが、ここで大きな盛り上がりを見せる可能性は非常に高いと思われます。

申込方法ですが、FAXまたはインターネットで申込が可能です。

申込期限は開催の1週間前までとなっていますが、先述した通り先着順なので早めに申込をおこなうことをおすすめします。

紛糾した第1回大阪IR説明会

大阪IRの説明会は、第1回が8月に開催されました。

約90名が参加しましたが、説明会に対しては「十分な説明がされていない」と不満な声があがっていました。

第1回の説明内容としては、事業説明や収支説明が中心で、依存症に対するケアの方法についても説明があったのですが、見通しの甘さを指摘する声や試算のやり直しを求める声があり、大阪IRそのものに対する疑念が多かった印象があります。

今回実施する説明会はさらに踏み込んだ内容になりそうですが、2030年秋の開業が既定路線で進められている現状を見ると、どうやって大阪府民や大阪市民を納得させるかが焦点となりそうです。

地域住民の理解を得るというのは、区域整備計画の認可がおりた際に課せられた、国から出された宿題の一つでした。

国の判断によっては認可が取り消される可能性もゼロではないはずなので、説明会でどのように訴えていくのかが注目されています。

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