山口真由氏と吉村知事がIRと万博の関連性の有無について舌戦を展開

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2024年7月15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に出演した元財務官僚で国際弁護士である山口真由氏が、番組内でIRと万博の関連性について大阪府知事である吉村洋文知事を追及しました。

開催が迫っている万博について、IRと万博の結びつきや関連などについてお互いの主張が展開され、舌戦が繰り広げられました。

番組内ということで時間に収まることはなかったものの、万博とIRの深い関連性については今後も検討の余地が残されていることが浮き彫りとなった形です。

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山口氏「IRと万博には相互理解が必要」

来年に開幕が迫っている「大阪・関西万博」ですが、山口氏はIRと万博について「そもそもIR(カジノを有する統合型リゾート)をここに誘致するのがあって、そこに国の予算を入れて整備しましょうと。だから大阪にとっては国の予算でこれだけ整備されるんです、という計画だというのが前提にあって、だからこそ交通の問題などが生じているというのが私の理解なんです」と話しました。

「IRありきの万博」という批判が多いことについては「それは良いと思う」と大阪の経済状況などを踏まえ、IRという起爆剤の重要性を認めたうえで、山口氏には許せないことがあると言います。

「大阪市長の横山さんは、「万博とIRは完全に別事業であり、相互に関連性はありません」という反論をしますが、それはあまりにも国民を馬鹿にしているのではないか。きちんと誠実にコミュニケーションをして、相互理解をしたうえで万博を国全体でやるという風にしないといけないのに、トップがそういうコミュニケーションをするのは納得がいかない」と不信をあらわにしました。

これに対し、吉村知事は万博会場にある大阪ベイエリア、夢洲の広さを訴えた上で「万博の跡地をどうするかという課題があって、年内に街づくりのマスタープランを作る。万博の跡地以外のところもさらに作る。夢洲全体を世界的なエンターテインメントのエリアにしていこうという街づくりの構想なので、IRと万博を無理にひっつける訳でも、無理にひきはがすわけでもない」と説明しました。

IRと万博の関連性の有無ははっきりせず

山口氏は吉村氏の説明について、「(IRと万博は)関連してるんですか?してないんですか?」と質問し、吉村氏は「どういう意味での関連ですか?」と逆に聞き返しました。

山口氏は関連について、「大阪の成長戦略がそこに一貫して通ってると思っているし、それは良いことだと思っている。ホップステップのホップであるのではないですか?万博、IR…その収支で教育事業をまかない、未来の世代を育てていこうというのではないですか?」と語気を強めました。

それに対し、吉村氏は「IRはそうですよ」と説明したところで時間がなくなり、それに対し、山口氏は「IRと万博は関連している!」と自身で結論付けたもののお互いの主張は平行線を辿ったままとなりました。

最後に石原良純氏が吉村氏に「(関連)してないんでしょ?」と小声で確認すると、吉村知事は「(関連)してないと思いますよ。どっちも成長戦略ですけど、無理やりひっつけることはしてない」と否定しました。

山口氏は番組の中で、IRと万博には関連性があるにも関わらず、関連性がないと主張するのはおかしいと詰め寄りましたが、IRと万博xの関連性の有無ははっきりしませんでした。

大阪IR、大阪・関西万博共に批判が多く逆風が吹き荒れている中、今後どのように主張して推し進めていくのか動向に注目が集まっています。

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