和歌山IRが全国初となる事業者を選定、今後は事業計画のブラシュアップへ

2021年7月20日、和歌山県はIR事業優先権者候補としていたクレアベストニームベンチャーズ、Clairvest Group Inc.のコンソーシアムである「クレアベストグループ」を和歌山IRの事業者として正式に決定したことを明らかにしました。

現在、IR候補として名乗りを上げているところは大阪IR、長崎IR、横浜IR、和歌山IRの計4ヶ所となっていますが、その中で和歌山が初の事業者決定となります。

今後は和歌山県と事業者であるクレアベストグループと協業して、区域整備計画を作成していくことになります。

区域整備計画を国に提出する期限は2022年4月28日になっているため、あまり時間はありません。

和歌山県は地方創生を掲げているため、少しでも早い開業を目指しており2026年春頃を目指していますが、事業社であるクレアベストグループは2027年秋頃を見通しています。

開業時期には1年半もの差がありますので、今後開業時期は当然の事、開業までのスケジュールについても認識を合わせていく必要があると言えるでしょう。

目次

事業者を決定した和歌山IRはネクストステージへ

全国初となる事業者を決定した和歌山IRですが、他の候補地を尻目に次の段階へステップアップすることになりました。

和歌山県がIRに対して「リゾート型IR」を掲げたため、事業者であるクレアベストグループは和歌山県の観光資源を活かして「自然豊かな滞在・体験型IR」をコンセプトに決定。

長期滞在しても楽しめる環境や、スポーツなどが楽しめる施設を充実させ、和歌山県が目指すIRになるような計画を提案していました。

和歌山県もコンセプトに沿った計画を評価して事業者にしたと思われ、今後は提案内容のブラシュアップをおこない、更に魅力的な計画になるように強化をおこなっていくことになります。

他にも事業実施体制の強化も平行しておこない、2022年4月28日が期限となっている区域整備計画を作成するフェイズに移行します。

ただ、現時点では和歌山県とクレアベストグループには目指す開業時期に1年半ものズレがあるため、まずは双方で計画のすり合わせと見直しをおこなうことになりそうです。

事業者決定も県議会では批判的な声が続出

和歌山県がクレアベストグループを事業者に選定した2週間前の7月8日、和歌山県議会は県庁にてクレアベストグループがIR事業計画を発表をおこなう「全員協議会」が開催されました。

協議会の中で、クレアベストの梶プロジェクトマネージャーが試算された事業計画を説明。

試算の内容としては、「初期投資が約4,700億円、開業4年目の試算として雇用創出はおよそ14,000人、目標来訪者数は1,300万人(うち外国人は300万人」というものでした。

和歌山県という規模で考えるとどの数字も飛躍していると見られたため、反対派の議員はもちろん、IR事業に賛成している議員からも疑問の声が続出する事態となりました。

実はクレアベストグループは最初から事業者候補のトップだったわけではなく、5月に撤退を表明したサンシティグループの次点の位置づけだったのです。

そのため、まだクレアベストグループに対する信頼は万全のものではなく、梶氏も「県の力を借りて、皆様の知見を加えて計画をブラシュアップすれば実現できる。数値目標の裏付けについては、将来的に説明の機会を設けたい」と述べました。

クレアベストグループはIR事業計画についてブラシュアップするとのことでしたが、ブラシュアップのレベルに注目が集まっています。

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