長崎IRの海上輸送計画で空路の利便性上昇…新幹線開業による陸路強化も

2022年6月21日、長崎県は県議会の総務委員会にて、長崎IRにおける海上交通計画について説明がおこなわれました。

説明をおこなったのは小宮健志IR推進課長は、佐世保市のハウステンボスに誘致を目指しているIRと長崎空港を結ぶ海上交通として、高速船と遊覧船の2種類の連絡船を新たに導入する計画を明らかにしました。

現状は長崎空港からハウステンボスまでのアクセスは電車と車に限られており、今回の計画では大村湾を新たに活用した海上交通計画が期待されています。

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連絡船を導入するのは事業者のカジノオーストリア

長崎県はIR開業してからの年間来訪者数をおよそ673万人見込んでおり、うち外国人は151万人にのぼると試算しています。

長崎空港を利用して来訪する観光客は、現状ではハウステンボスまでタクシーか電車を使わなければいけませんが、連絡船を導入することで長崎空港経由の来訪者の7割が航路を活用すると見込んでいます。

計画によれば、連絡船を導入するのは事業者のカジノオーストリアであり、新たに高速船を3隻、遊覧船1隻の計4隻を導入するとのことです。

連絡船の規模も大きく、高速船は60人乗りを2隻、130人乗りを1隻、遊覧船は200~250人乗りを想定しています。

連絡船を利用した場合の所要時間については、遊覧船は片道約50分、高速船は片道約30分になる見込みで、タクシーも電車もおよそ50分から1時間の所要時間になっていることを考慮すると、時間短縮となる高速船に人気が集まる試算は正しいと言えそうです。

2022年9月に西九州新幹線が開業し、博多からのアクセスも便利に

長崎県では、長崎駅と武雄温泉駅を結ぶ西九州新幹線「かもめ」が開業予定で、長崎から佐世保を結ぶ快速電車「シーサイドライナー」への乗り換えが可能です。

また、武雄温泉駅では博多・武雄温泉間を運航する在来線特急電車と同じホームで乗り換えをおこなうことができるため、博多や中国地方、関西地方からの陸のアクセスがとても便利になります。

沿線地域の経済活性効果にも期待され、長崎県全体の活性化に向けて積極的に取組みがおこなわれています。

空路からのアクセス、陸路からのアクセス、両方の利便性を高める今回の計画は、長崎IRを後ろ盾にした長崎県の本気が垣間見え、審査中のIR整備計画の認定が待たれる状況です。

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